製造業DXが進まない原因は、ERPやMESの標準システムだけでは吸収しきれない業務が多い

2026.05.18 4:45 PM - By 西脇和宏

dbSheetは、導入したERPやMESが吸収しきれない現場運用を補完しAIに繋げる

製造業DXが進まない原因は、製造業DXという言葉が浸透する一方で、実際の現場では今なおExcelが重要な役割を担っています。

ERPやMESを導入していても、生産実績管理 / 原価管理 / 生産計画 / 品質管理 / トレーサビリティなど多くの現場業務はExcelで運用されている企業が少なくありません。

その理由は非常にシンプルです。

製造現場は、多品種少量生産 / 工場ごとの独自運用 / 頻繁な変更対応 / 熟練者ノウハウ / 複雑な計算ロジックなど、標準システムだけでは吸収しきれない業務が多いからです。

そのため、現場では「最終的にExcelで調整する」という運用が定着しています。

しかし一方で、属人化 / 二重入力 / ファイル散在 / バージョン不整合 / データ活用困難といった課題も顕在化しています。

ここで有効なのが、dbSheetの「Excelを活かすDX」の考え方です。

dbSheetは、Excelの操作性をそのまま活かしながら、データベース化・Web化を実現できるため、現場負担を最小限に抑えながらDXを推進できます。

特に製造業では、MESを置き換えるのではなく、「MESでは吸収しきれない現場運用を補完する」という使い方が非常に有効です。

例えば、

■ MES周辺業務 / 生産実績入力 / 不良管理 / 作業日報 / QC工程表 / トレーサビリティ

■原価管理 / 工程別原価 / 歩留計算 / 配賦計算 / 原価シミュレーション

■ 生産計画 / 製番管理 / ガントチャート / 設備負荷管理 / 日程調整など、これまでExcelで属人的に管理されていた領域を、Excel感覚のままDB化・共有化できます。

さらに重要なのは、そのデータがAI活用へ繋がる点です。

現場データを蓄積することで、不良分析 / 異常検知 / 原価分析 / 生産計画最適化 / 需要予測などAIによる高度分析の基盤が構築できます。

つまり今後の製造業DXでは、「Excelをなくす」のではなく、「Excelをデータ資産化する」ことが重要になります。

現場に無理を強いるDXではなく、現場文化を活かしながら、AI時代へ繋げる

これからの製造業DXにおいて、非常に重要な視点だと感じています。

西脇和宏

西脇和宏