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Excel業務の進化と全体最適化

企業内のExcel活用(進化プロセス)」

企業内のExcel活用は、個人が自由に帳票を作成する段階から始まり、チーム・部署・会社全体へと共有範囲が広がるにつれて高度化していく。
■ Excel活用の進化ステップ
個人レベル:自由な帳票作成、入力規則や関数による業務効率化
高度化:複数シート連携、集計・グラフ、VLOOKUPによるマスター参照
自動化と共有化:マクロ導入、チーム・部署での共同利用
組織横断利用:部署を超えて共有され、運用しながら都度改良され続ける
定型化と限界の露呈:修正は減るが、非効率・メンテ負荷・属人化などの課題が目立つ
最終的に見えてくること
Excelは柔軟に進化し業務に最適化される一方、本来の用途を超えて“業務システム化”した瞬間に、限界とリスクが顕在化する。

現状のExcelを整理整頓

問題が顕在化している業務で利用しているExcelファイルを集めて、まず業務調査を行い、現状の課題を整理する。

(同じフォーマットは、1シートにする。)
例)予算管理・実績管理・見込管理といった主要業務の流れを把握し、現場で利用されているExcel資産を棚卸しすることで、どの帳票や計算ロジックが業務に影響しているかを業務フローにして明確にする。

次に、これらの情報をもとに データベースを使わないプロトタイプを作成する。
プロトタイプでは、画面や帳票に必要な機能を具体化し、ボタンやメニューといった操作要素を配置することで、業務の流れを視覚的に確認できる形にする。(現状の業務を元に行うレベルで十分)

現場サイドでプロト作成

業務改善活動は、開発担当者と現場担当者が継続的にやり取りしながら進めていくプロセスである。
まず開発担当者が現場ヒアリングをもとにプロトタイプを作成し、現場の要求を確認するところから始まる。

プロトタイプを提示すると、現場からは新たな要望や修正依頼が次々に出てくる。これらを受けて、開発担当者は要求を整理し、課題を解消しながら改善を繰り返す。改善が進むにつれ、プロトタイプの修正作業は現場担当者が主導できるように立場を移行していくことが重要となる。

 ボタンやメニューといった操作要素を現場自身が調整できるようになることで、現場の業務改善がそのままシステムへ反映される“DevOps的な循環”が実現する。このように、開発側と現場側が協力しながら改善活動を繰り返すことで、業務に即したシステムが自然と育っていく。


プロトのゴールは全体最適化

企業内で予算・実績・見込といった管理業務を行う際、製造部門・営業部門・経営企画など複数の部門がExcelを用いて情報を扱っている。
しかし、部門ごとに業務要件が異なるため、単純なExcel共有では運用が複雑化しやすい。

そこで、dbSheetを活用し、各部門のExcel業務を共存させながら全体方針に沿った運用を検討する。(全体最適化したプロトを完成させること
経営企画部門を中心に、予算管理・実績管理・見込管理の画面やメニューを整備し、部門横断で利用できる仕組みを構築する。

実際の業務に合わせて調整を加えながらプロト作成→開発→仮運用→本運用へ移行することで、確実にシステム運用を定着させていく。

このように、dbSheetは部門ごとの個別課題を解消しつつ、全社的な管理業務を統合するための柔軟な仕組みを構築する。